サッカーにかかわる仕事がしたいという気持ちから、人口芝グラウンドを備えた富士緑の休暇村に魅力を感じて富士観光開発に入社したというK・Aさん。
現在は、冬は売店業務全般を、夏は売店に加え食堂の切り盛りや、レンタル対応など担当の域を超えて施設全体の運営に携わっています。
異動するまでは包丁を握ったことすらなかったそうですが、先輩社員がどう動いているかを見て学び、意見が食い違った際には納得いくまで話をしながら仕事を覚えたとのこと。「楽な仕事なんてないですから。」と仕事に対する姿勢を教えてくれました。「売店や食堂は利益率や売り上げが大切。やるべきことはやって、売り上げに繋がった時は嬉しい」と話すK・Aさん。どんな商品やメニューを出せば売れるのか常にアンテナを張り巡らせ、道の駅や地元商店での市場調査は欠かせないとのこと。商品の選定やメニューを試作したのち、部署内の性別や年代の異なる社員の反応を見ながらさらに検討や改良を重ねるそうです。例えば、夏営業の来場者のメインは男性、お客様の声やグルメのトレンドをみて、今シーズンから『メガ富士山カレー』の提供を開始しました。ラーメンどんぶり1杯分ご飯とかなりの量ですが売れ行きがよく、また完食するお客様も多いとのこと。
また、昨冬の営業ではインバウンドが戻ることを想定し、富士五湖の特産品などお土産に良さそうな新商品や、寒さ対策をせずに来場するお客様も多いことから手袋などスキー用品の小物を多く陳列した結果、売り上げに繋がったそうです。
「コロナ禍ではどんな商品を出しても難しかったが、インバウンドが戻ってから業者も自分たちも想定していなかったものが多く出て在庫管理に苦労しました」とのこと。
夏と冬で提供するサービスが変わるふじてんは、在籍する社員の数も大きく変わります。夏場は少人数かつ男所帯のせいか、お互い遠慮することなくそれぞれの意見をぶつけ合いながらワイワイした雰囲気の一方、冬場は人数が増えるためか少し気を使いながら、その中でもコミュニケーションを取りながら業務を行っているとのこと。「夏と冬でまるで違う施設になるので新鮮だ」と教えてくれました。
プライベートでは、会社の同僚などとお酒を飲みに行くことが好きだそうで、毎週火曜日には『FC定例会』を行っているそう。サッカー経験者やサッカーが好きな社員、FCふじざくら山梨のスタッフや選手と集まってFC談義やサッカー談義に花を咲かせているそうです。ご自身も小・中学生時にサッカーをしていたり、週末には古瀬スポーツ公園に出向きスタジアムの外からヴァンフォーレ甲府を応援していたりしたこともあったようです。「今は見る専門だけど…サッカーを続けられなかった自分の青春をFCふじざくら山梨の選手たちに託しています!」と熱い思いを語ってくれました。
サッカーほかに格闘技観戦も趣味のひとつだそうで、「スポーツの醍醐味は生で観戦すること」だと教えてくれました。数年前の大晦日には、家族の反対を押し切ってさいたまスーパーアリーナで開催されたRIZINを見に行き、お正月早々体調を崩したとか崩していないとか。また、社内には南アルプス市出身、白根高校OBの社員も多く、K・Aさんもその一人。営業部の戸沢さんを筆頭に「白根会」を結成し部署をまたいでの社内交流を行っているそう。コロナの影響で開催回数は減ってしまったものの、「またそろそろ開催したいですね!戸沢さん連絡待っています!」とメッセージもいただきました。
今回はハッキリとした物言いでこわもてですが、周囲への気遣いを忘れないお茶目なK・Aさんをご紹介しました。
2023年6月取材記事