富士眺望の湯ゆらりの食事処に勤務するK・Sさんは、地元の高校を卒業後、新卒で富士観光開発入社しました。
「富士観光」という社名から地域に根差した企業という印象を受け、どこに配属されてもやるべきことをやろうという意気込みで入社したそう。入社後はシルバンズに配属となり、ホールスタッフとして勤務、その後ゆらりの食事処に異動し、日々業務に励んでいます。
主な業務は食事処を利用するお客様への接客ですが、その他にお狩場名物「SL列車」のメンテナンスや電球交換といった設備管理も行っています。学生時代、アルバイト経験が一切なかったというK・Sさんですが、シルバンズ時代の先輩スタッフからの教え「お客様の動向や雰囲気を確認しながら動いたり声掛けしたりする」を実践することで、異動後もスムーズに業務に取り組めたと話してくれました。また、同期入社の社員と同じ職場になったことも心強かったようです。
コロナによる規制が落ち着き、インバウンドのお客様も増えているゆらりですが、中には宗教上の理由で食べられないものがあったりベジタリアンのお客様も多かったりするようで、注文を取るときや確認された時などは翻訳機を使って注意を払いながら対応していると話してくれました。
お狩場を利用する外国人観光客のお客様も増えているようですが、大人数で鍋を囲む文化がない国のお客様は鍋料理に戸惑うこともあったそう。食堂スタッフと相談し、個室に利用方法のポスターを貼ったり予約時の案内を徹底したりしたことで、最近では20~30人の団体客が入ることもあるそうです。
「お客様が食事をしながらゆっくり過ごしていただけて笑顔で見送れる時が嬉しい」とホールスタッフとしてのやりがいを教えてくれました。
高校時代は陸上部に所属していたというK・Sさん。種目は八種競技で、日々こつこつと目標に向かって練習に励んでいたそうです。「周りからは、練習しすぎだとよく言われました。でも部活を頑張ると勉強の成績も上がったので3年間続けました」と笑顔で話してくれました。
また、休日はお母さまやおばあ様を安心させたいという気持ちから、自宅で過ごすことが多いそう。映像化された作品の原作本を読んだり、ゲームしたりする他、「レースを見る」ことが好きなんだとか。F1などのカーレースや競馬、トライアスロンなど、様々なレースをYouTubeで見て楽しんでいるそうですが、競馬においては、日本ダービーなど大きなレースでだけ応援馬券を購入しているようです。昨年の有馬記念では見事的中し大喜びしたそうで、「やっぱり当たると嬉しいですね。次の宝塚もちょっと期待してしまいます」とのことですので、結果がどうだったかぜひご本人に聞いてみてください。
お母さまの影響で始めた茶道やシルバンズ在籍時に始めたカクテル作り、フルマラソンなどたくさんの特技の持ち主でもあります。
今回は、ご家族思いで着実に経験を積み上げているK・Sさんをご紹介しました。
2024年7月取材記事